待合室にいるんです 彼……彼女？ 何か星座図のように点があって 字が書いてあります 老眼と薬と病気で視力がおち、何が書いてあるのかよくみえません いつもここに立っているんです。 そこには良く育ったモンステラがいるのですが…何だか、彼ね、恥ずかしがり…

川端康成「片腕」 大きな坂を駆け上がるるように読み進む心音がどんどん早くなっていく情景が目に広がる花のしべの香りまでもベッドのシーツの肌触りまでも香り 光 時間 音 温度すべてが詳細に描きこまれその場に立たずにはいられない 小さな部屋主人公の男…

残しておきたい本の記録 宮沢賢治 よだかの星 自分がどうありたいのか… 誰からも つきはなされたよだかは 自らの力で、心と 身で それを全うします。 その最期はこころもちはおだやかに こころなしか笑みをうかべ 空に輝く星になりました… 賢治さんの言葉を…

数年前読んだ本ですが 書き留めておこう レイチェル・カーソン 〝沈黙の春〟 彼女は 立ち止まり考えることを教えてくれている 人間が自然をコントロールする愚かさを 結局は人間は その輪の中にいるに すぎないのに この本を読むと薬を使うことが 少し怖くな…

お魚 海の魚はかわいそう お米は人につくられる 牛は牧場でかわれてる こいもお池でふをもらう けれども海のお魚は なんの世話にもならないし いたずら一つしないのに こうしてわたしに食べられる ほんとに魚はかわいそう 金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とす…

Ｉちゃん 私のいとこ Ｉちゃんが…死んだ 彼女から来た最初で最後のメールは 結婚報告だった。 普段メールなんてしてこない子だった 知ってる？ わたしのことを 〇〇ねぇ(お姉ちゃん)と呼ぶ 女の子は、あなたがいなくなったら もう、誰も居ないんだよ Ｉちゃ…

それぞれの悲しみを こらえていかなければならない 今を生きてあげないことは きっと自分がかわいそう、、かな もう何年、何回この話を 読んだろう、思い出してたろう あなたばかりではありません。 南吉さんは結核で苦しんだ時も そう、思い馳せたのかな あ…