2022-12-21 Beer うた 余程のどが渇いていた 缶の半分ほどの 少し気の抜けたビールを おもむろに 立ったまま ゴクゴクと飲み干した 普段は飲みかけたりしない 余程の事があったのだろう 飲み置いたビールを飲むこともしない 余程の事があったのだろう 余程に夢中になる事… 飲み残したIPAはいつにもまして 苦かった それは夢の終わりを告げるようで 最後の一口を喉をしめて ギュッと飲み干すと同時に 涙が一筋ながれた