ikoriのブログ

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母から

夏休み中の孫に向けて葉書が届きました。

大きな病 気を続けてした母の口癖は

いつまで、教えられるかになりました

 

子どもたちに届いた夏の手紙
彼らが本当の意を理解するまでは

まだ時間が入りそうです

その時まで大切に飾っておこう
いつかその歌を見たことがあると

子供達が思うときまで
そう思っています

この歌は 兼 明親王(かねあ きらのしん のう)が詠んだとされる古 歌です。

七 重 八 重 花は咲けども山 吹の実の一つだになきぞ悲しき

 

この歌は 狩にでかけた 太田道 灌 おお たど うかん が俄雨にあい、農家で蓑を借りようと立ち寄った時のこと、出てきた娘は蓑ではなく花が咲いている山 吹を一枝差し出すだけ
そのことに道 灌は腹を立てて帰ります。
その後、家 臣より彼女の家は貧しい家で、蓑(実の)ひとつないのだ、(山 吹は沢山の花を咲かせながら実をひとつもみのらせることがないから)という意を奥ゆかしく申し出たのだと言うことを知りました。

道 灌は自分の無知を恥、勉強に励むようになります…

この歌は自分をおごることなく無知を知る、そして学ぶことを止めてはいけない、そんな意の歌なのです

 

いつかこの歌の意を自ら気がついてくれる時が来ると良いなと淡い期待を持ちながら、気長に見守りたいと思います🤗

 

決して相手がたとえ立場の悪いものであったとしても、そうでなかったとしても、人を裁き学ぶことは何もないと投げ出すようなことのないように😌