ikoriのブログ

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ツノ

ツノのない龍の話


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8月の末、イン コちゃんが亡くなってから空を見上げる機会もより多くなっていった…

そんな時に 見た空の雲が
なんだか龍のように見えた😊
それも…角のない龍
(どうですか?🤭)

「優しさ」ってとっても難しい
私は人に性格が穏やかだとか
優しいと言われることが多い
と同時に、ママ友や母親から
母親が
優しすぎると子供が育たない
優しすぎると問題のある子になる
そんな声をかけられることもある
母は私を…
優しさが衣(ころも)を着て歩いてるんだから しかたない。もっと強くならないと、と言う

「優しさ」って、確かに
時に邪魔なものであって
自立の妨げになってしまったり
するのかもしれない
重かったり、うざったかったり
そんなこともあるのかもしれない

本当の意味では、それは
優しいとは言わない
人のために時に厳しい言葉を
かけられる人が
本来は優しい人なのではないか…
私は少し気弱な性格なだけであって、
と雲を見ながら考えていた

その後ドライブに
長男と行くことになっていた

その車の中で
ママについての話になった
……

本当に色んなタイプの
ママがいるね…
長男くんのママは?

僕のママは優しいママかな 

ママはね、もう少し厳しいママになったほうがいい。って
アドバイスをもらっているんだ
と伝えると 

僕はそのまま 優しいママで
いいと思うよ

どうして、そう思うの?

私はその後には
叱られたくないから 
厳しいの嫌だから
そんな言葉がかえってくると
思い込んでいた。

だけど帰ってきた答えは
意外なものだった

「ママが優しいと自分のダメさや汚さに気がつくんだよ。厳しいママだったら、そのことは残念だけど気がつけない。だから」

わたしは、ちょっと驚いて
言葉を失った
怒られるの嫌だもん。という
ような子供じみた返答がくると
疑っていなかったから

そしてこの言葉は
私を肯定してくれているようで
とても嬉しかったし😊
こんな、私の思いもよらないことを感じ、
言葉にできることに成長を感じて…
またその感性に感動した😌

そっかぁ…
じゃあもう少し優しいママを
しようかな🤭と
ルームミラー越しに二人で
目を合わせて笑った

 

私は車を走らせながら
青空に浮かんだ あの日
私の見た
角のない龍の雲をなんとなく
思い出していた

 

(イン☆スタ とうこうの

お話です)