ikoriのブログ

あふれてしまいそうなこと わすれてしまいそうなこと おぼえていたいこと  かんじたこと 日常の記録

パートナーシップのこと

独立記念日によせて

 

静かに静かに一緒に暮らして
ほんの少しだけ
心が温かくなるような日常が
あるといいな と思っていた

 


お庭に咲いた季節の花をキッチンに拝借して

可愛いなってお花を眺めながら洗い物したり


お仕事に来ていくシャツやハンカチにアイロンをかけて

頑張ってね。って願掛けしたり

 

緑の溢れる木々の下をお散歩したり 
落ち葉を踏みしめて遊んだり
池に落ちる水の波紋を見たり

 

干したてのフカフカなお布団
お日様の匂い気持ちいいねって寝転んだり

お仕事してる旦那様の隣で本を読んだり

温かい飲み物をのみながら
今日はどこへ行こうかって お話したり
ひとつのものをみて、あれこれ感想を話したり

できるといいな...

私の望む幸せって、そんなことだった

 

命を削ってお仕事しなくても
例えば かわりにお茶を入れて一緒に散歩へ行くの
立ち寄るカフェのために 2時間多く働かなければいけないとしたら
その分小さな節約をして一緒に居たい そんなパートナー

 

静かで穏やかで思いあって 時には助け合って 時には教えてもらって

ちょっとは喧嘩して仲直りをして手をつないで……
そんなパートナーシップを結びたかった😊

 

だけれど 私には、無理だった…😢

 

私が私を幸せにしてあげなければならなかったのに
そのことに気が付いたのは45歳の時だった
幸せにしてもらおうと思っていたわけじゃない
ただ、幸せになる資格があなたにはないよと
私が私に課していた…
そして、私がどこか本気でなかったのだもの

それは手にできなくて しかたなかった

申し訳ないことをしていたともおもう


好きになることに努力がいる
きっとそれは好きではなかった
愛していることを理由付けしなければいけないのは
偽りなのかもしれないと気がついたのは44才の時だった

気が付かないようにしていたのかもしれない…


なぜ?…
この答えはまたブログに書きます


 

 

 

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もうすぐお別れして1年がたちます。
私を動かした大きなきっかけは

あなたが
「大切にされていないんだね」

そう私に言ったことでした。

 

 

長男の時もそう、あなたはそうしてくれました。

 

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あなたは静かに優しい声で

大丈夫。子供はいろんなものを巻き込んで大きくなるんだよ

もう10年だろう 前に進めなくなってしまうよ

わたしをたくさん癒してくれました。

 

 

 

話は戻りますが、
もちろん それはポンと最後の言葉で背中を押してくれただけであって
お別れは降り積もったものがたくさんあってのことです。
あなたには責任はありません
むしろ、感謝しているのです。


でも この言葉が私の長い呪縛を
解いてくれた魔法なのです。
目がハッと覚めた一瞬でした。


要求されることは愛だと思っていた 
それに応えれば愛し合っていると思うようにしていたのかもしれない。
だからそれなりに一生懸命寄り添ってきたつもりでいました。

でも愛しているのは自分のお世話をしてくれる私であって私ではなかった。

何かを負うのは面倒だった。

体が悪くなって身の回りのことが器用に出来なくなっていくほど

不機嫌になった…寝たきりになるなら見るのは無理と

病院で診断を受けて報告した日には言われました。

…本当はそうではないのかもしれない、でも痛みの深淵で

うずくまっている私には悲しい言葉でしかなかった。

大丈夫だよ。どんな時もこの言葉をかけてくれることはなかった、

どんなに苦しきときも

私はそう言ってくれていたら、もう少し我慢できたのかもしれないと

あなたの言葉を何度も何度も思い出して思った

 

私達は別の道を歩き出した
子供のことを考えたら、正解は決まっている。
でも彼が人生をやり直せるうちに手を放したかった

気が付いてしまったら噓が付けなくなった
私が私を幸せにしてあげる時間が少しだけ
欲しかった

そうしないと、あまりにも可哀想だと思った


子供達は子供達の人生を ひどい言い方だけど
私は子供達の人生を生きているわけではない
わがまま…でも、きっとわたしの
人生初のわがままだったと思う

ごめんね。1年に一度11月12日にだけ
心で謝ろうと思う