夜が少し怖い…
今日はどんな夜だろう
お月様が見える日は
少しお月見
リリカを150だけ
＋25は夜中のお守りに飲まない
鍼をしてきた夜だけ125
夢を、そう悪い夢をみるから
大きな棚の下に足の指が挟まって
抜きたいのに抜けなくて困ってると
意地悪な何かがあらわれて
その上に乗ってくる
私は悲鳴をあげても終わることはない
いいえ、悲鳴は出ていない
声がでない。ただ息苦しくて
寝かされて両手両足の指
板と板に挟まれて
両側を鋼鉄の線が巻まかれていく…
線がギリギリと嫌な音を立てて
どんどん板がしまっていく
私の体も音を立てて
骨まで砕けていく
ゆっくり
ゆっくり
少しずつ…ひとつずつ…
わたしはいつまでも気を失わない
どんなに願っても失えない
色々、でもだいたい、そんな
拷問のような夢
今は未だ明るい季節だから目覚めても
なんとなく救われる…
真冬は夜中に悪夢を見て起きると
冷たい部屋…
暗い部屋…
痛くて 寒くて 暗くて…
痛み、孤独、絶望。
私はずっと思ってもみなかった…
誰かが 助けに 来てくれることを…
一度も 考えたことが なかった
もうやめて！許して！と叫んだけれど
たすけて…と言ったことはなかった。
ある人の言葉で気がついた…
「 助けに あらわれたらいい」
そう、今夜からは寝る前に
祈ろう……
私はちゃんと
「たすけて」と声を出すから
どうか どうか
私の夢の中に助けに来て下さい。
