ikoriのブログ

あふれてしまいそうなこと わすれてしまいそうなこと おぼえていたいこと  かんじたこと 日常の記録

さよなら りかちん

16年前の今日、りかちんは死んだ。

突然、居なくなった。友達

不審死だった。

あの日も今夜のように雨が降っていた

雨風の強い台風の日だった。

事故なのか事件なのか自らなのか

わからなかった。

 

私は彼女とサヨナラする。

私が彼女の死の真相について考える限り

彼女の思いが残ってしまうのではないかと

考えたから

この16年間ずっと不思議なことが

起こっていた。本の間から、引き出しから

この時期になると彼女の写真がパラリとでてくるのだ。今年は極めつけに机の上に

バーンと置いてあって

驚くと家族が昔の写真を引っ張り出して

みたまま出しっぱなしにしていた中の一枚だった。家族は事情を知らない。

 

ちゃんと、サヨナラしなきゃ

いけない

彼女はもう なくなった。

それが今ここにある、事実。

私はそれをやっと受け入れようと思った。

忘れるわけじゃない。

彼女の死の真相へ執着をやめる

 

私なりのやり方でご供養

16年、初めてだね

葬儀らしい式は沖縄で行ったのか

私は参加することができなかった。

沖縄からきた彼女

お花とお米と蠟燭とお線香。泡盛

お酒のみだったから、水は省略よ

あなたに最後につくるね

ゴーヤチャンプル。

どうかな、りかちん沖縄の味、合格かな?

沖縄の音楽をかけて、けんぱい


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彼女が死んで、

わたしは初めて泣いた。

 

泡盛

初めてストレートで飲んだよ

凄いね~すごい衝撃

 

わたしはゆっくりだけど、もう

断行捨行離行すると決めている。

物からも、過去からも、想い出からも

少しずつすべての執着を手放していく

何も持たずに生まれたんだもの。

 

 

りかちゃん。

私も歳を重ねたよ。

今なら、生きづらさを感じていた

あなたに、もう少し

何かしてあげられたかもしれない。

それに気がつくには私は幼すぎた。

でも、うれしそうにお酒を抱えて

私のマンションに来たりかちんと

朝までソファーで話したり飲んだり

笑いあったこと忘れないよ。

私はお酒が弱くて役不足だったかも

しれないけど

愛犬のミルクもそっちへ行っているよね

もう、大丈夫だから安心してね

不安なことは何もないよ。

もう、大丈夫だから

笑顔でいてね

 

サヨナラ りかちん。