ikoriのブログ

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星🌟

残しておきたい本の記録

 

宮沢賢治 よだかの星

 

自分がどうありたいのか…

誰からも つきはなされたよだかは

自らの力で、心と 身で 

それを全うします。

その最期はこころもちはおだやかに こころなしか笑みをうかべ 空に輝く星になりました…

 

賢治さんの言葉をかりれば、星になり 燃えている、今も燃えているのです。

 

実際にはヨダカ座という星座はなく

カシオペア座のティコの星に

思いを馳せたのではないかと

いわれているそう

 

 

空高く星の綺麗な冬

少しさむいけれど

こんなお話を思い浮かべ

白い息を吐きながら

田舎の小さな家

小さなベランダから空を見上げています。

 

ここは小さい世界だけれど

空はどこまでも広い…

億年兆年万年 おまえでは

それでもたどりつけないだろうよと

よだかは言われていたっけ…


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(以下 私なりに あらすじ)

 

よだかはタカというなまえがつくばかりに

醜いお前が鷹を名のるなと鷹にいじめられていまいます。

そして鷹の決めた名前に変えなければ 殺してしまうと言われてしまいます。

よだかは裂けるような大きな口を広げて羽虫を捕食する夜の鳥

一匹のカブトムシが自分の喉をもがきながら通る時

よだかの胸はくるしみでいっぱいになります。

自分が他を犠牲にして生きている。

そして、そのたったひとつの命が、何の意味もなく鷹によって奪われゆくことに

耐えきれなくなります。

 

お日様に助けを乞います。

この身が焼きつきてしまってもいいからそばへ行かせてくれと

お日様は よだかを お前は夜の鳥だからとつきはなします。

よだかは 夜になると西へ南へ北へ東へと

お星さまに助けを乞いますが、

誰もとりあってはくれませんでした

すると よだかは自らの羽で天高く何処までも登り…そして、息絶え

(この時の描写は読んでいても胸が苦しくなる程)

…よだかは星になります。

 

 

たくさんの本が出されていますが

私は木絵作家の中村道雄さんの画の

本が素敵だなと思います。

武蔵五日市に中村道夫さんの

ギャラリーカフェがあるようなので

子育てが落ち着いてご縁あれば

いつか行ってみたいな😊

 

 

http://www.kumikie.net/oopunagallery.html

 

静かな夜…5分ほどあれば読めるお話なので

検索して読んでみるのもいいかもしれません。