５月２６日
皆既月食 みることできましたか？
時間も近づき、ベランダに出ても
家の周りでも いまいち‥
星はまばらに輝いているけれど
雲が多い…
おうちじゃ、ダメかもしれない
長男を誘うも動画を見ている途中らしい
宿題をしていた 次男を車に乗せて
大きな公園へ
行きの車で
どうして長男のことまで誘うの？
お月様は僕との時間でしょ。
と次男君がプンプン怒っている。
うーん、だけど夜遅いし
一人でお家でお留守番させるの
心配だったから と私
行かないって言ってるのに、どうして何度も誘うの？
来ることになったら僕はもう怒っていかないと思っていたんだよ。
お月様は僕との時間なのに…
寝室には月の満ち欠けのカレンダーをかけている
寝室のカーテンを開けて、寝る前にお月様に
こんばんは と挨拶をしている
満月の夜は次男君と月夜の下
ベランダで少しお話したりする
お月様は次男君との時間
公園につき駐車場から
歩いてさらに公園の奥へ
次男君、真っ暗な大きな木々に脅えて
しがみついてくる
一組の幼稚園児をつれたご夫婦が近くに
こんな時間にまっくらな公園なんて、きっと同じ目的だろうな…
時間になっても…なかなか見えず…
次男君は せっかく来たのに
見えないとぐずりだしてしまう…
覚えたてのスカイウォークというアプリで
空をかざしてあげると 綺麗な星座が画面に映り ぐずるのをやめて
しばらく夢中になってみていた
こんなのあるんだね！と目を輝かせてくれた
かくいう数時間前の私も、
こんなのあるのね！と目を輝かせていた
本当に素敵なアプリ✨
これで、アナログ星座番から脱出して
ちゃんと教えてあげられるね。
スカイウォークには２とキッズ版があるみたい 後でね、みてみよう…
そうこうしているうちに
本当にうっすらとだけどお月様が見えてきた。
幼稚園児のお父さん、なんと理系の先生だそうで
あの電柱の上に必ずあるから
見ていると見えるかもしれないと教えてくれていた。
なんて幸運なんでしょう。
次男と方角も場所も間違えてなかったね、とニッコリ
最後の５分くらいかな…
目をこらしていると肉眼で
うっすらとみることができた✨✨✨
良かったね。といいながら帰路へ
帰宅して次男は長男と動画を見だしたので
私はひとりベランダへ
５月の風。夜はまだ冷たい
今日は鍼の治療を受けてきたので
冷やしてはいけないよ。という
先生の言葉を思い出し、上着を羽織る
うっすらと雲がかかっていたけれど
少しずつ黄色いお月様が満ちていくのが見えた
ぼんやりと、考え事…
次男君と月を見るようになったのは
本当にお話もできない小さいころ
「おつきさま こんばんは」
という絵本があって
その本が、次男君は大好きだった。
ニコニコとたどたどしい足取りで
いつもそれを私に読んで、とばかりに持ってくる。
もう、暗記しているくらい読んだ。
赤ちゃん向けの本だけど
譲れずに今も本棚にあり、時折
読んで聞かせている
それから、事あるごとに空を見ては
「おつきさまだよ。今日は三日月だね」
「どうしたの？お月様誰が食べたの？」
「お月様まんまるだね。」
「ほんとだ、まんまるおつきさま こんばんは」
小さい頃はこんなおはなしをしたりして、
お月見団子や月餅もだれよりも楽しみにしている次男君
そんな流れでなんとなく、お月様をみることは
次男君との時間になっていった…
小学校４年生のある日
血相を抱えて次男君が学校から帰ってきた
「ママ！みんながいないっていうんだ！
おつきさまにウサギさんが！」
泣き出しそうな顔をしていた…
「ねぇ、、、、ママ ウサギさんはいるよね？ね？」
「ママはウサギさん、いると思うよ。
お月様は遠くって、まだたくさんの人がいっていないの。みんなも本当の事、知らないのかもしれないよ。
お月様はまんまるだから、後ろ側だってあるし
だから、大人になったら、きっとお月様に行って、うさぎさんがいるって、見ておいでね。」
そんな会話を一人ベランダで思い出していた。
濃い雲がかかり始めた…
どのくらい、こうしていたかな
肩が冷えてきたからお部屋に入らなくちゃ
また寝るころ、満月になってみられるといいな………
と淡く思っていたけど、残念ながら ぼんやり雲のカーテンの向こう
夜は早めにお布団に入ったのに
アプリで夜空を見るのに夢中になって
気が付くと１時になってしまった
お月様、ワクワクして 楽しい一日だった
ありがとうござます❤
